てんさい糖のやさしい風味を毎日の料理に活かすための使い方と選び方のコツ

調味料

こんにちは、ひでこです。
今日も手仕事の時間にお付き合いいただき、ありがとうございます。

三温糖、きび糖、てんさい糖……。
台所でこの3つが並ぶと、思わず「どれがどれだっけ?」と手が止まってしまいますよね。
もう最近はパッケージの色で見分ける方が早いくらいです。

でも、それぞれの風味や使い方を知っておくと、料理の仕上がりがふっと“やさしい味”になることがあります。

今回は、そんなてんさい糖の特徴と、ふだんの料理で気持ちよく使いこなす小さなコツをまとめました。
ゆっくり読んでいただけたらうれしいです。

 

風味と特徴

てんさい糖といえば、やさしいベージュ色と、さらっとした粒の軽やかさがまず思い浮かびます。
北海道で育つ「てん菜(ビート)」が原料で、スーパーではホクレンの袋をよく見かけますよね。
あの淡い色合いのパッケージを見かけると、“てんさい糖だな”とすぐわかるようになってきました。

スプーンですくうと、しっとりとした中にもどこか優しいざらつきがあります。
舐めてみると、きび糖ほどコクは強くないのに、どこか丸い甘さがふわっと広がる——そんな“ほっこり系”のお砂糖です。

煮物に使うと、味が柔らかくととのって、角のない甘みになりますし、
お菓子に加えても素材の風味を邪魔しません。
特に根菜やいも類とは相性が良く、あたたかい家庭料理の味に仕上がります。

また、ゆっくり溶ける性質があるので、じんわり馴染ませたい料理に向いています。
「甘さをそっと支えたいな」というときに、迷わず手に取りたくなる存在です。

てんさい糖の持つ、あの“やわらかな甘さ”。
北海道の大地の落ち着いた空気まで、ほんの少し連れてきてくれるような気がしています。

 

どんな料理に合う?

てんさい糖は、やわらかい甘さとほんのりしたコクがあるぶん、
料理に“あたたかさ”を添えてくれるお砂糖です。
強く主張しないのに、味の輪郭をそっとまるくととのえてくれる——そんな存在なんですよね。

しっとりとした粒はゆっくり溶けていくので、
煮物や炒め物のように“じんわり味を染み込ませたい”料理と相性がぴったり。
特に根菜や豆料理、肉じゃが、きんぴらなど、和食の定番とは抜群に合います。
素材の甘みを邪魔せず、角のないやさしい味に仕上げてくれるんです。

洋風のメニューにも、実はよく馴染みます。
玉ねぎをじっくり炒めるときにひとさじ足せば、甘さがふわっと広がって深みが出ますね。
ポトフやクリーム系のスープにもほどよい丸みを添えてくれるのがありがたいです。

お菓子作りでは、素朴な焼き菓子が得意分野。
マフィンやスコーン、パウンドケーキなど、
“ほっとする甘さ”を大事にしたいおやつにはぴったりです。
グラニュー糖ほどシャープに甘さを出しませんが、
そのぶん素材の持つ香りが引き立って、どこか家庭的な味わいに仕上がります。

毎日の料理で「甘さはそっと控えめに、でもやさしいコクがほしいな」というとき。
そんな時は、てんさい糖がいちばん自然に寄り添ってくれる気がします。

 

買いやすい砂糖(通販対応)

日々の台所でよく使う砂糖は、近所のお店でも手に入ります。
でも、重たい調味料は通販でまとめ買いしておくと意外と便利なんですよ。
ここでは、普段づかいしやすい砂糖を楽天で探しやすいように、一覧でまとめておきますね。

 

■ 上白糖(楽天で見る)
扱いやすく、どんな料理にも使える定番の砂糖。
迷ったらまずこれを選べば安心です。

スプーン印 上白糖 1kg

 

■ グラニュー糖(楽天で見る)
すっきりした甘さが魅力。
お菓子づくりや飲み物に向いています。

スプーン印 グラニュ糖 1kg

 

■ 三温糖(楽天で見る)
やさしいコクと色味がほしい料理に。
煮ものや照りを出したいときに便利です。

スプーン印 三温糖 1kg

 

■ きび糖(楽天で見る)
自然な甘さで人気。
香りをいかしたい料理や下味づけにおすすめです。

カップ印 きび砂糖 750g

 

■ てんさい糖(楽天で見る)
クセが少なく甘さがまろやか。
普段づかいにも取り入れやすい砂糖です。

ホクレン てんさい糖 650g

 

■ 黒糖(楽天で見る)
深いコクと豊かな風味が魅力。
料理にもおやつにも、少量で味が決まります。

波照間産 純黒糖(かちわり) 250g

 

■ ざらめ(楽天で見る)
大粒の食感が楽しい砂糖。
飴づくり、つけもの、お祭りの屋台風にも使えます。

スプーン印 中ザラ糖 1kg

 

ひとことメモ

てんさい糖は、やわらかい甘さとほんのりしたコクがある“家庭向き”のお砂糖です。
余計な香りが立ちすぎず、料理の味をそっと丸くととのえてくれる頼もしい存在ですよ。

ゆっくり溶ける性質があるので、煮物や炒め物など、
“じんわり味を染み込ませたい”手仕事に向いています。
根菜や豆料理に加えると、甘さがふわっと広がって、どこかほっとする味に仕上がります。

お菓子なら、スコーンやパウンドケーキのような素朴な焼き菓子と相性が良いですし、
洋風のスープや玉ねぎの炒めものにも自然に馴染んでくれます。

「毎日の料理に、甘さをそっと添えたいな……」
そんな時には、てんさい糖をひと袋。
家庭の台所にすっと馴染んでくれる、やさしい味わいだと思います。

今日も読んでくださって、ありがとうございました。
また次回の記事でお会いしましょうね。

 

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