こんにちは、ひでこです。
今日も手仕事の時間にお付き合いいただき、ありがとうございます。
お砂糖売り場で、黒糖ときび糖が並んでいることがありますよね。
黒糖って塊で売っているので、“ほんとにお砂糖?”と思うこともあるんです。
でも、黒糖には“あの深い香り”があって、使うと味がふわっと変わります。
煮ものに入れたら、だしの丸みがそっと引き立つんですわ。
とはいえ、黒糖と言えば”あめ”と思われる方も多いでしょうね。
スーパーでもお菓子コーナーに”黒糖のど飴”がいろいろと並んでますよね。
今回は、そんな黒糖の風味と、ふだんの料理で心地よく使える小さなコツをまとめました。
ゆっくり読んでいただけたらうれしいですね。
風味と特徴

黒糖といえば、あの濃い琥珀色と深い香りがまず浮かびますね。
さとうきびの搾り汁をそのまま煮つめたお砂糖で、沖縄の袋を見ると“黒糖やな”とすぐわかります。
手に取ると、ざらっとした粒がしっとり寄り添ってくる感じ。
舐めてみると、きび糖よりも香りが濃くて、甘さにコクがふわっと混じるんです。
煮物に使うと、だしの丸みがすっと深まるのがいいですよね。
それに、お菓子に加えると、素材の甘さに少し陰影が出る感じがしますわ。
特に豚肉や根菜と相性がよくて、家庭料理に“落ちついた深み”を出してくれます。
ミネラルが多いぶん、味に奥行きがついて、ほんまに馴染みやすいんです。
溶け方はゆっくりで、じんわり味をつけたい時に向いています。
「甘みを深めたいな」という日には、自然と手が伸びる存在ですね。
黒糖の持つ、あの“あたたかい甘さ”。
南の島の、ゆるやかな空気まで届けてくれるような気がしてしまいますよね。
どんな料理に合う?
黒糖は、深い甘さとやわらかなコクがありますよね。
そやから、料理に“ほっこりした濃さ”を添えてくれるお砂糖ですよ。
ぐっと主張しそうで、案外そっと馴染む——そんな存在なんですよね。
ゆっくり溶ける性質があるのも、黒糖のええところです。
煮物や豚の角煮みたいに、“じんわり味を入れたい”料理と相性がいいんです。
それだけやのうて、根菜や豆料理ともよく合って、味がふんわり深くまとまりますよ。
魚の煮つけにもよく馴染んで、照りまできれいに出てくれるんです。
炒め物に使うと、甘さに厚みが出てくれて、玉ねぎの甘みがふっと引き立つのが嬉しいところです。
肉料理でも雑味が消えて、どこか落ち着いた味に決まりますよ。
スープやソースに深みを出したい時にも、黒糖はよう働いてくれます。
お菓子作りでは、素朴なおやつが得意分野です。
蒸しパンや黒糖クッキー、ミルク寒天のようなものに向きますね。
やさしい香りが広がって、どこか懐かしい甘さになるんですよね。
それだけやのうて、しっとり感と香ばしさがぬくもりとして残る気がします。
強い甘さに見えて、丸いコクでそっと寄り添ってくれる。
「自然な甘みで、しっかり味を出したいな」というとき。
そんな場面では、黒糖がいちばん頼もしい気がします。
買いやすい砂糖(通販対応)
日々の台所でよく使う砂糖は、近所のお店でも手に入ります。
でも、重たい調味料は通販でまとめ買いしておくと意外と便利なんですよ。
ここでは、普段づかいしやすい砂糖を楽天で探しやすいように、一覧でまとめておきますね。
■ 上白糖(楽天で見る)
扱いやすく、どんな料理にも使える定番の砂糖。
迷ったらまずこれを選べば安心です。
■ グラニュー糖(楽天で見る)
すっきりした甘さが魅力。
お菓子づくりや飲み物に向いています。
■ 三温糖(楽天で見る)
やさしいコクと色味がほしい料理に。
煮ものや照りを出したいときに便利です。
■ きび糖(楽天で見る)
自然な甘さで人気。
香りをいかしたい料理や下味づけにおすすめです。
■ てんさい糖(楽天で見る)
クセが少なく甘さがまろやか。
普段づかいにも取り入れやすい砂糖です。
■ 黒糖(楽天で見る)
深いコクと豊かな風味が魅力。
料理にもおやつにも、少量で味が決まります。
■ ざらめ(楽天で見る)
大粒の食感が楽しい砂糖。
飴づくり、つけもの、お祭りの屋台風にも使えます。
ひとことメモ
黒糖は、深い甘さとしっかりしたコクがある“力強い”お砂糖です。
ほんのひとさじでも味がぐっと締まって、香りまで豊かになるんですよ。
黒糖はさとうきびのしぼり汁を原料にしたものなんです。
なので、風味がふわっと立って、料理にどことのう奥行きを添えてくれます。
きび糖と似ていますが、黒糖は黒糖ならではの焦がし色の甘さなんですよね。
「もう少しコクがほしいな……」
そう思った時、黒糖は台所でそっと寄り添ってくれる甘さです。
沖縄の風がふわっと混じるようで、つい選んでしまいますね。
今日も読んでくださって、ありがとうございました。
また次回の記事でお会いしましょうね。
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